· 

特殊能力

まど♀です。

1月21日は満月でした。

マトが突然瞑想を始めたので何事かと思いきや、ネット上で呼びかけていた集団瞑想に参加していたようでした。(普段そういったものには積極的に参加しないので珍しいです。)

慌てて私も一緒に参加しようとやり方を見たところ、手順が少々複雑な様子…

困惑していると、マトが「手順は関係ない、ただ感じれば良い。」と教えてくれたので、目を閉じてゆっくり呼吸し、いつもの瞑想スタイルでやってみました。

 

頭頂からエネルギーが降りてきたのと同時に、地上からエネルギーが吹き出るイメージが湧きました。

天と地、両方から膨大なエネルギーに、『なんだかよく分からないけど凄い!』と感激していました。

その後、降り注ぐエネルギーは穏やかに包み込まれる感覚に変わり、安らぎが訪れました。

 

心地良く瞑想は終了し、私もマトも満足していました。しかし数時間後、マトに異変が起きました。

 

「クラクラしてきた、満月の貧血症状みたい。」

 

え、さっきまで瞑想して気持ち良くなっていたのに満月症状も起きるんかい!?

と突っ込まずにはいられませんでした。

 

まぁいつもの事なので休んでいれば治るでしょうと、安静にしているよう促しました。

(月のエネルギーの高まりによる症状です。ヒーリングはエネルギー過多を引き起こし逆効果になる可能性があるので、休息が第一です。)

ところが、様子がおかしいのです。

 

「なんだか、体が機能停止している。血流が止まっている。原因は満月じゃない。」

と言い出し、症状が悪化してしまったのです。

さすがにヒーリングをするか訊いてみましたが、「まだ様子を見る」と言われました。

 

数分後、容態は落ち着いたようで、マトが「原因が分かった。良かった、これで快方に向かえる。」とスッキリした表情になりました。

 

翌日、真相を訊きました。

 

「集団瞑想に参加した時、大勢の人々の欲望が流れ込んできた。それが腸に作用して、腸の活動が停止した。腸と脳は連動していて、思考が止まり、血流も止まり、とにかく体の機能全体が停止した感覚だった。腸が欲に支配されている状態では波動が下がる。

魂というか、聖なるものに意識を向けた途端、ようやく腸の機能が回復したんだ。」

 

集団瞑想が原因だったのか。

 

「次元上昇の為というより、この三次元世界を豊かにしたい(例えば物質的に豊かになりたい等)意識がおそらく強いんだろう。

集団瞑想を呼び掛けている本人の次元に対する意識レベルが、まだあまり高くないのかもしれない。」

 

なるほど。本人はアセンションの為に良かれと思ってやっているのかもしれませんけどね…。

でもまさかこんな事態が起きるとは。

 

「集団瞑想の力はそれだけ大きいということだ。」

 

私は平気だったけど?

 

「多分マドの場合は感覚がまだ鈍いというか。いや、鈍いのではなく丈夫なんだね。僕が虚弱なんだよ、うん。」

 

絶対【鈍い】の方な気がするが…にしても、集団瞑想に参加している人って多いんですね。

 

 

この集団瞑想を呼びかけた人物(一応伏せますので仮名でXとしておきます。)は海外の方で、メッセージはおそらく世界中で拡散されているのだと思われます。私たちも日本語に訳された記事を拝見しています。

何故ここまで有名になれたのでしょう? 

 

「自分はライトワーカーなのではないか、と目覚めかけた者達は、X氏みたいな存在に引っ張られやすいんだ。まるで、良く当たる占い師に逆らうと大変な事になってしまう、と畏怖を抱くようにね。自分の内なる判断ではなく、不安・恐怖をベースに従ってしまうんだ。

あるいは、一種の流行でもあるのかな。

 

救世主を求める者は多い。サイキックやチャネラーなど、特殊な能力がある者を救世主だと勘違いする者がいるが、必ずしもそうとは限らない。

現在の三次元上の地球では、力や能力は闇や低次元の者の方が強い傾向がある。映画スターウォーズのフォースの暗黒面がそうだ。常にそこには注意が必要だよ。力を欲しがれば、闇の存在が喜んで力を与えに来る。でもそれは【悪魔に魂を売る】という言葉の通り、魂のやり取りになる。

スカイウォーカー親子は力を求めるが、ヨーダの言うように、まずは自分を清めるところからだ。自分にとって必要な能力は必要なタイミングできちんと来る。

大切なのは能力を使う為の素養が備わっているかどうかだ。子どもに拳銃を持たせては危ないが、格好良いからと拳銃を欲しがる子どもはいるだろう?」

 

確かに。

私自身も『チャネリングしてみたい!』と能力に憧れていた時期がありました。

チャネリングより自分の内にある聖なる感覚に繋がる方が大事だと教わってからは、その欲求は無くなりましたが。

 

「いや、マドは今でも能力に対する憧れがあるはずだ。」

 

やっぱり?まぁ、ゼロではないです。

基本的に光の存在は自由意思を尊重して闇には干渉しない。でも闇の存在は光に干渉し、アセンションを妨害してくる。その上闇の方が力が強いなんて、フェアじゃない。光だって力が必要だと思うんだけどな。

 

「だから、地球の環境は特殊なんだよ。三次元上では闇の方が強いと言っただけで、宇宙規模で見れば光の力の方が強いよ。地球上でも光を選択した者には高次の支援や加護が来る。力を手に入れて闇と戦おうとする必要はない。ただ、ライトワーカーの中にはライトウォリアーという闇と戦う役割の者もいるけど、マドはウォリアーになりたいのかい?」

 

いや、戦いたい訳ではないけど、でも…。

 

「うーん、一応光の力を使う事も可能だけどね。その為には肉体を鍛えないと…」

 

霊的な能力の覚醒でも、肉体を鍛える必要があるんだ?

「この三次元上で力を使っても闇に囚われないようにする為には、強靭な肉体が必要になる。」

 

鍛えるとは、どんなトレーニングをすればいいの?やはりヨガ?

 

「それが効果的かな。でも大変だよ。」

 

ここまで聞いたからには、ちょっと興味があります!

 

「そんなに能力が欲しいのか。分かった、まずは逆立ちからね。」

 

へ?

 

「逆立ちは重要だよ。それが人の本来の姿だ。」

 

意味が良く分からない。確かにスターウォーズでルークが逆立ちしていたけど。

 

 

私は自力で逆立ち出来ないので足を支えてもらい、やってみました。

 

「これでバランス感覚をまず身に付ける。10分くらい体勢を維持して、これを毎日…」

 

無理です、もう元の体勢に戻ります!これに何の意味があるの?

 

「逆立ちする事で頭に血が巡り、脳が活性化される。人間の脳は上にあるから体の他の部位よりも血が行き渡りにくくなっている。だから脳の約3%しか使えていない。」

 

理屈は分からなくもないけど、頭に血が上ってくらくらする。

 

「あ、急に立ちあがったら駄目だった。戻る時の姿勢も重要で…」

 

もっと早く言ってくださーい!

 

「まだまだ色々あるよ。中途半端では駄目だ。食事もビーガンに近い生活にしないと。」

 

肉食・飲酒・煙草なら全くやってないけど。

 

「そんなレベルじゃなく、嗜好品は徹底的に除外だよ。カフェインが含まれるお茶やコーヒーも駄目だから、飲み物は水だけね。」

 

えっと、ジュースは?果物だし。

 

「砂糖が入っているものなど論外。当然お菓子も食べられない。」

 

もういいです、すみませんでしたー!

 

「僕は一時期、3年くらい嗜好品を経つ生活を送った。ヨガを熱心にやっていた時期も加えれば、5年以上かな。そうして自分の心身を浄化した結果、宇宙からヒーリングを授かったり、エネルギーに敏感になったりと変化していったんだ。」

 

5年以上も、果てしない…。

 

「今頃こんなことをしても、もうそういう時期ではないんだよ。五次元に移行しようとしているのに、三次元世界で特殊能力を使う為の鍛錬を始めてどうするの?」

 

ごもっともです(^-^;)

 

「力を求める事を愚かだとは言わないよ。僕もかつてはそうだった。『自分に必要な能力があるならください』と新月の日に願い、ヒーリングを授かったからね。ただ今は、能力の有無はそれほど重要ではないと感じている。

僕が重視するのは、どういう波動状態であるかだ。常に波動の高い状態でいられるのが理想だね。でもそこに興味を持つ者はまだ少ない。能力に憧れる者は多いからね。」