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とおりゃんせ

まど♀です。

前回の記事の続きです。

 

 

◆*◆*◆*◆*◆*◆

 

 

Kさんのマゼンタピンク発言を切っ掛けに、自分がマグダラのマリアソウルのパーソネージであると知りました。

そしてマグダラのマリア=瀬織津姫(セオリツヒメ)であり、秋田が瀬織津姫や饒速日命(ニギハヤヒ)と縁のある地だと教わりました。

 

神々の物語は大変興味深かったのですが、マトの祖母の兄が[神隠し]に遭い、七歳でお亡くなりになってしまった逸話も印象的でした。

[七歳まで人は神の子とされ、まだこの世に定着しきっておらず、あの世に繋がりやすい存在である]といった話を聞いた事があったからです。

昔は七歳までの子どもの生存率が現代より低かった事に由来するそうですが、大人より小さな子どもの方が霊的な存在を感知したり、胎内記憶を持っているという事例もあるので、『あながち間違いではないな』と感じていました。

 

『確か、七歳までは神の子と言いますよね?

神童と呼ばれていたお兄さんは、まだ神の子であるうちに神様の元へ還ってしまったのでしょうか…』

とマトに訊いてみると、

 

「へぇ、それは初めて聞いたよ。」

 

と、意外にも知らない様子でした。

 

私は気になったのでネットで検索してみました。

すると有名な童歌である【とおりゃんせ】との関連を示唆する記事が出てきました。

面白そうだったので目を通してみると、歌詞が載っていました。

 

通りゃんせ 通りゃんせ

ここはどこの 細通じゃ

天神さまの 細道じゃ

ちっと通して 下しゃんせ

御用のないもの 通しゃせぬ

この子の七つの お祝いに

お札を納めに まいります

行きはよいよい 帰りはこわい

こわいながらも

通りゃんせ 通りゃんせ

 

こんな歌詞だったとは、知りませんでした。

[この子の七つのお祝いに]が先ほどの神の子の話と繋がっている気がしました。

…と言っても、『だから何?』という話ですが。

 

まさか【とおりゃんせ】の歌が今後のキーワードになるとは、この時の私は知る由もありませんでした…

 

 

あくる日、講義で再び神話の神々について学んでいる最中に[天神]という言葉が出てきました。

私は【とおりゃんせ】の歌詞の中に[天神さま]が入っていた事を思い出しました。

マトに【とおりゃんせ】の歌が気になっている旨を伝えると、興味を示してくれました。

 

「銀河のエネルギーラインを開こうとしていた時は【かごめかごめ】の歌が自然に浮上して導いてくれた。

ライトワーク(僕は光のミッションと呼んでいる)を行う際にはキーワードとなる歌が現れるんだ。

次は【とおりゃんせ】だね。」

 

といっても、何をすれば…?

 

「銀河のエネルギーラインを構築した2年後の2014年10月、再び秋田を訪れた。

その時も鳥海山の方へ行ってね。

鳥海山からの帰り道、車を走らせながら山の姿を眺めた時に初めて鳥海山が[夫婦山]であると気付いた。

同時に、今後光のミッションを進展させるには[パートナーの存在が必要になる]と感じたんだ。

 

僕の中ではまだ謎が残っている。

それは龍宮の存在だ。

 

2010年11月出雲へ行った時、稲佐の浜という海岸で光の柱を立てると、海から凄いエネルギーが押し寄せてハートの中へ何かが入ってくるのを感じたんだ。」

「熱くなったハートに『どなたですか?』と尋ねてみると[豊玉姫(トヨタマヒメ)]というインスピレーションが来た。

豊玉姫というと、海彦と山彦の話に出てくるお姫様だ。

海神の娘であり、龍宮の乙姫様という説もある。」

 

(↓稲佐の浜で受け取ったイメージを描いたヒーリングアート・・・ タイトルは【イナサ】)

 

「それから2012年8月、銀河のエネルギーラインを構築したご褒美として龍宮の石(僕はそう感じている)を授かった。ある神社を参拝した後、神社を出た道端に一つだけ転がっていたんだ。」

 「龍宮というキーワードは時折出てくるものの未だ謎に包まれている。

陸はエネルギーラインを開いたから、次は海(日本海)がメインかもしれないね。」

 

海ですか…?

 

「日本海には龍が沢山居るんだよ。

元々十和田湖・田沢湖・八郎潟にはそれぞれ龍神がいた。

しかし八郎潟が干拓され、龍神は八郎潟から姿を消してしまった。(八郎潟に居た龍神は田沢湖へ移り住んでおり、八郎太郎と辰子姫の伝説として残っている)

本来三つの湖にそれぞれ龍神が居る事でエネルギー的なバランスが取れていたのに、崩れてしまったんだ。

そこで龍神を失った八郎潟を補おうと、日本海から沢山の龍が秋田へ来たんだ。

因みに龍と龍神は違うよ。龍が徳を積むと龍神に昇格できる。

一匹の龍神の代わりを複数の龍で補おうとしたらしい。

 

この話は秋田で宿泊していた時に出逢った龍達から教わったんだ。

龍は日本海で産まれ、沢山の龍達が今も日本海で暮らしている。

どうやら龍宮とは海の中の秘められた小さなエリアではなく、日本海全体のようなんだ。

日本列島は龍体、日本海はそれと対をなす龍宮。」

 

なるほど、次は龍宮に関わる光のミッションですね。

でも、具体的にどこへ行って何をすればいいのでしょう?

 

「以前、男鹿のカンカネ洞へ行った話をしたよね。あそこは龍宮のエネルギーを感じる不思議な場所だった。」

 

じゃあそこへ行ってみますか?

 

「ねぇ、男鹿といえば、女鹿という場所もあったよね?」

「それこそ鳥海山の方だよね。男鹿は行った事があるけど女鹿はないな。名前的には男鹿と対になっているけど。」

と、KさんとTさんが言いました。

 

地図を調べると確かに女鹿がありました。

KさんもTさんもマトも『女鹿へ行けば何かがある』と直感し、『四人で女鹿へ行ってみよう!』という流れになりました。

 

どんどん話が展開していく中、私自身は教わった情報や行動を起こす意味について、まだきちんと理解していませんでした。

ただ、『なんとなく楽しそうだから流れに身を任せよう』という軽い気持ちで同意しました。

 

自分に置かれた状況の意味を理解出来たのは、出発の前夜でした…。

 

 

これも不思議現象の一つなのですが、合宿中、毎朝地鳴りが起きていました。

ゴーッという大きな音が鳴り響き、最初は『地震?』と思ったものの、揺れはありません。

次に『飛行機の音?』と考えましたが、やはり違います。

 

「これは地鳴りだね。」「珍しいね、不思議だね。」

と、マトとKさんが話していました。

 

女鹿行きの前日、マトが漸く地鳴りの理由に気付きました。

 

「山の神(饒速日命)が瀬織津姫の魂を持つマドちゃんを求めている。

地鳴りは山の神が目覚めてマドちゃんを迎えにきている証拠だ。」

 

どういう意味ですか?

 

「僕がイエス・キリスト(饒速日命)ソウルのパーソネージだから、どうやら饒速日命が僕の目を通してマドちゃんの存在に気付いたらしい。」

 

と言われても、私以外にも瀬織津姫のパーソネージは居て、マトは幾度となく見てきた筈では?

 

「誰でも良いわけじゃないんだ。

前に説明したとおり、同じパーソネージでも魂の繋がりの深さには個人差がある。(繋がりが薄い人もいる)

瀬織津姫の魂と結びつきが強い巫女気質のマドちゃんが僕の目の前に現れたから、山の神が騒ぎ出したんだ。」

 

私を求めるって…何故?

 

まだ状況が理解出来ない私に、痺れを切らしたKさんが教えてくれました。

 

「鳥海山の山の神は饒速日命で、饒速日命は瀬織津姫と引き離され、今も瀬織津姫の魂を探している。

マドちゃんに宿る瀬織津姫の魂を求めるのは当然でしょ?

マドちゃん、このままだと山の神様のお嫁さんにされちゃうよ。」

 

ええ!?そういう事なの!!

 

やっと意味を理解しました。

 

「つまり何の準備もせずに女鹿へ行くと、[神隠し]に遭って帰ってこられない可能性もあるから、身代わりが必要になる訳だ。

とおりゃんせの歌にも[お札を納めに まいります]とあるしね。

マドちゃん、セッション中に手持ちの天然石をいくつか見せてくれたね。その中にあったローズクォーツがいいな。それを暫く握ってて。石が脈打つ感覚が来るから。」

 

マトに言われたとおりローズクォーツを握ると、本当に脈打つ感覚が来ました。

おまけにハート型のレインボーまで入りました。(元々入っていたのかもしれませんが、この時初めて気付きました)

 

「これでマドちゃんのエネルギーが石に入った、これを持って行こう。

準備は整った。ちょっとスリルあるミッションになりそうだ。面白いね♪」

 

いやいや、皆さんは楽しそうですが…私は急に怖くなりました。

[龍宮のミッション]って言うから行ってみようって話だったのに、危険を伴うなんて聞いてませんよ!

 

「でも【とおりゃんせ】を引っ張り出してきたのはマドちゃんだよ。自分で始めた事じゃないか。」

 

それはそうですけど…。

 

「僕と初めて会った時にマナカードを買ったよね。

今にして思えば、マドちゃんのバースディ・マナカードの絵は【崩奥~アマテラスの解放】というタイトルなんだ。当たっているじゃないか。

アマテラスとして閉じ込められた瀬織津姫の魂を解放する役割なんだ。」

 

【崩奥~アマテラスの解放】

 

まさか、そんな偶然が…

 

「偶然はない、必然だよ。それをシンクロニシティと呼ぶ。

これを描いたのは2009年10月で、僕もまだアマテラスの真実なんて全く知らなかった頃だよ。

【踏み出す】のアートとカンカネ洞の情景が一致したのと同様に、僕の絵は後で現実化する傾向があるんだ。

 

この絵は女神(アマテラス)を二匹の龍が挟むようにしているね。

【かごめかごめ】と同様に、これを秋田の地形に当てはめるとどうなるか?

上の方に男鹿があり、下の方に女鹿がある。」

 

(↓絵を反転して地図と並べてみました)

 

「それに、このマナカードの龍の角は鹿の角にも似ている。

鹿は僕の描いた[真実のタロット]において、マグダラのマリアを加護する存在だ。」

 

(↓マトオリジナル[真実のタロット] マグダラのマリアを表す女教皇のカード)

 

確かに、鹿がいますね…

 

「全て繋がっているじゃないか。でも無理強いはしない、マドちゃんが嫌なら女鹿へ行くのは止めよう。」

 

 

…もの凄く悩みました。

けれど中途半端な形で終わらせるのは嫌だったので、女鹿へ行く決心を固めました。

マトは「大丈夫だよ」と励ましてくれました。

 

翌朝、四人で女鹿を目指して出発しました…。

 

 

《次回へ続きます》

 

 

 

 

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